2017年01月23日 公開
2023年05月16日 更新
TOEICや資格試験など、勉強しなければならない機会に直面しているビジネスマンは多いだろう。記憶術や速読、勉強法の専門家である宇都出雅巳氏による、合格の近道なる、常識破りで超シンプルな「ゼロ秒勉強術」をご紹介しよう。
「よし! 今年こそ英語を勉強するぞ!」
「思い切って、あの試験を受けてみよう!」
新しい年を迎えたり、職場が変わったり、もしくは本やテレビで出会った言葉や人に触発されて、よし、勉強するぞ!」と決心したことはありませんか?
その先に、キャリアアップや憧れの仕事への転職、独立、そして自分のさらなる成長を思い描いて、ワクワクしたかもしれません。
ただ、どうでしょう。同時に、そんな強い決心、ワクワクした気持ちが、だんだんと毎日の忙しい仕事、日々の中で埋もれて忘れてしまった…ということもあったのではないでしょうか?
まさに「3日坊主」で、決心してから数日で諦めてしまう人もいれば、なんとか1か月はがんばってみたものの、「今日も勉強できなかった……」と思ううちに苦しくなって、だんだんとフェードアウトしてしまう人。いろいろあるとは思いますが、決心を最後までやり通せる人はほんの一握りです。
決心をした、あの思いを鈍らせる、弱らせるものは何なのでしょう?
おそらく、ほとんどの人が次の言葉にやられているのではないでしょうか。それは……、
「勉強する時間がない」
思い当たる言葉ですよね。まさに今、こう思っていてこの記事を読み始めた人もいるでしょう。
でも、本当に「勉強する時間がない」のでしょうか?
「勉強する時間がない」というあなたにも、実は必ず「勉強する時間」はあります。少なくとも、今、「勉強する時間がない」と嘆いている時間はあるのですから。
「いやいや、そんなこと言われても、やることが山のようにあって、勉強できるといってもほんの数分ですよ」
そんな反応が返ってくるかもしれません。でも、実際に今、「ほんの数分は勉強できる」と思ったでしょう。そして、こうやって話している間にあっという間に5分、10分は過ぎていくのです。
こんな数分のスキマ時間だけでもすべて勉強に当てられたら? チリも積もれば……で、特に何かを削らなくても1日に1時間ぐらい捻出できそうに思いませんか?
実は「忙しい」「時間がない」と嘆いているあなたでも、いや、そうやって嘆いている時間があるあなたこそ、よくよくみると時間があります。大事なことは、「勉強する時間がない」と嘆く前に、すぐに勉強に取りかかる、勉強することなのです。
流行語としてはちょっと古くなったかもしれませんが、「いつ勉強するか?」「今でしょ!」なのです。
「でも……今すぐには勉強できないです」というあなた。「今すぐ」に勉強できるように工夫をしようと考えたことはありますか?
「時間がない」あなたに必要なのは、そのことを嘆いたり、まとまった勉強時間をとろうとがんばったりすることではありません。「今すぐ」勉強できる工夫をして、「今すぐ」勉強することなのです。
更新:11月23日 00:05