2017年03月03日 公開
2023年04月06日 更新
せっかく捻出した時間を有効活用するためには、効果の低い勉強方法を見直して、ムダなことをしないことも大切です。
個人的にその最たる例だと思うのが、「ノートを作ること」です。頭の中を整理する目的であれば、まったくのムダではないかもしれません。しかし、多くの人がきれいに書こうと考えてしまうため、やたらと時間がかかります。また、あとで見直して役立つといっても、受験途中の人が作ったノートが上手くまとまっているとは思えません。それなら、既存のテキストに書き込みをしていった方が効率的です。
「どのテキストが良い」とか「今年はこの問題が出る」といった受験情報をネットでチェックするのも、要領が良いように見えますが、実際は時間のムダづかい。玉石混淆の情報に惑わされ、あれこれ迷っている時間があったら、目の前の問題を1問でも解いたほうがよほど有益です。
また、時間を有効活用するために、私は、一つの科目に没頭するのではなく、複数の科目を同時並行で進めるようにしていました。人は、同じことをずっとやっていると、飽きてくるものです。目先を変えることで、集中力が保てますし、科目ごとの勉強量に偏りができるのも防げます。
≪『THE21』2017年2月号より≫
更新:11月25日 00:05