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ストレスを味方にする11の習慣

2016年09月12日 公開
2022年11月10日 更新

『THE21』編集部

人間関係のストレスには「割り切り」が重要

習慣5 嫌われてもいいと割り切る

習慣6 自分の思考のクセを知っておく

習慣7 人に頼る

弊誌で実施したアンケート調査の結果によれば、働く人のストレスの最大の原因は「人間関係」だった。誰からも好かれるということは、現実的ではない。どんなに愛想をよくしていても、必ず一定割合の人からは反感を持たれるものだ。ならば「嫌われてもいいと割り切る」べきだろう。「人間にはいろいろなタイプがいるな」と観察するくらいの余裕が欲しい。

一方で、「自分の思考のクセを知っておく」ことも重要だ。自分がどんなことにストレスを感じやすいかがわかれば、それを避けたり、適切に対処したりすることも可能になる。

また、「人に頼る」ことを勧める人も多かった。本当に困ったときに頼れる人を持っておくことが重要だ。また、人と人とのコミュニケーションそのものに、ストレスを緩和する効果があるという。強いストレスを感じたときほど内にこもらず、人と接してみよう。

「考える前に動く」ことで悩みも吹き飛ぶ!

習慣8 目の前のことを全力でこなす

習慣9 まず、身の周りを片づける

習慣10 ストレスを書き出す

習慣11 呼吸を整える

一方で、「ストレスがあるからこそ、動く」という考え方も多かった。時間があるから余計なことを考え、ストレスを溜めてしまうというのだ。

その対処法は、「目の前のことを全力でこなす」こと。考える暇がないほど仕事に没頭し、ストレスを頭から追い出すのだ。

とくに「メールの返信が滞っている」「会議の場所を決めていない」といった細かな保留案件が溜まっているとストレスになりやすいので、集中して一気にこなしてしまおう。終わる頃には悩みも小さくなっているだろう。

また、「何かを始める前に、なぜか片づけを始める」人がいるが、実はこれは正解。人間は目の前にモノがあると、無意識のうちに意識を奪われ、ストレスを感じる。「まず、身の周りを片づける」ことで邪魔なものをなくせば、集中力が高まるのだ。

どうしても心のモヤモヤが晴れないようなら、「ストレスを書き出す」といい。自分は今、何に対してどんなストレスを抱えているかを書き出すと、自分のストレスを客観視でき、「実はたいした問題ではない」と気づいたり、解決策が見えてくることもあるだろう。

最後に、即効性のあるストレス回避術として「呼吸を整える」ことを挙げておきたい。一度落ち着いてゆっくり息を吐き、呼吸を整えることで、ストレスは緩和される。「これはまずい!」というピンチのときほど、まずはゆっくり呼吸をしてみてほしい。

ぜひ、自分に合ったものから取り入れ、ストレスに負けない強いメンタルを手に入れてもらいたい。

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