2016年08月23日 公開
ノートが「思考の整理」用だとすると、情報の記録はどうしているのだろうか。
「授業中にパッと思いついたアイデアは、そこらへんにある紙に書きます。小テストの紙の裏とか(笑)。書いたメモは、なくす前に写真を撮っておきます」
さらに「他にも中学生の頃から使っているノートがあります」と紹介してくれたのが、「やることノート(ビジネス用とプライベート用)」だ。
「ビジネス用のほうは、最初に『起業する』と書いてあります。他には『本を出す』とか『オフィスを持つ』とか。実現して、ピッと線で消す瞬間が好きです」
プロジェクト級の「やること」だけを書き、細かいタスクを書かないのは、実現したときに線で消す達成感を大事にしたいからだという。
メインのノートも「やることノート」も、書く事柄を厳選しているだけに、1冊のノートとつきあう時間が長くなる。
「どんどんページを使ってしまいたくはないですね。だから、ちょっとしたことならノートを使わずに手近な紙ですませるのかもしれません。ノートを人生の伴走者として大切に使っている感じです」
《取材・構成:川端隆人 写真撮影:永井 浩》
《『THE21』2016年8月号より》
更新:11月22日 00:05