2016年06月20日 公開
2023年05月16日 更新
集中瞑想で心を落ち着かせたら、次は「観察瞑想」を行なうと、さらに瞑想の効果が得られます。
観察瞑想とは、放っておけば暴走してしまう思考や感覚を客観視するトレーニングのことです。
「調身」「調息」までは集中瞑想と同じですが、「調心」の方法が異なります。瞑想を続けているとさまざまな考えが頭の中に浮かんできますが、今度はそれをただただ観察するのです。「今、明日の商談がうまくいくかどうか、心配しているな」「今日は何を食べようかな、と思っているな」……。こうして思ったことを実況中継していきましょう。繰り返していくうちに、自分の思考を客観視できるようになります。
すると、意味もわからずイライラするなどの感情に振り回されなくなるので、ストレスが溜まることがなくなります。ぜひ実践してみてください。
取材・構成 杉山直隆
『THE21』2016年6月号
更新:11月25日 00:05