2016年04月13日 公開
2022年10月25日 更新
これらアウトソーシング以外にも、効率良く働くための仕組みはまだまだある。その1つが「会議」だ。
岩崎 定時が早まったのと同時に、どんな会議でも「30分」で終わらせるルールを設けました。ただでさえ短い勤務時間の中、会議に2時間も3時間も費やしていたら、17時に帰れるわけがないからです。
時間内に結論が出なければ強制終了。決まらないものは何時間話しても決まりません。未決案件は、少数のコアメンバーだけで再度議論の機会を設けます。少数のほうが決まるのが圧倒的に早いからです。
また、会議を短くするだけでなく、その日程の決め方も時短に一役買っているという。
上山 会議の日が知らない間に決まっていることがしょっちゅうなのです。というのも、当社では、全社員のその日の予定がパソコンの画面で見ることができます。ですから、出席者全員の空いている時間に、勝手に会議を入れてしまっていいことになっているのです。
会議の予定を決めるためだけに出席者全員におうかがいを立てるのは、それだけで時間のロスになるからです。だから、出社後にパソコンを立ち上げてみたら、「あ、今日会議入ってる」と驚くこともしょっちゅうです(笑)。ただ、こうなると会議の準備も何もありません。結果的に会議の資料作りに時間をかけることもなくなり、さらに時間を短縮できるのです。
取材・構成 西澤まどか
『THE21』2016年1月号より
更新:11月26日 00:05