2016年02月24日 公開
2023年05月16日 更新
この時間術の最大のメリットは、「自分のこなせる仕事容量」がわかることにあります。ここが正確に把握できないと、次々と仕事を引き受けてしまい、一体いつこの膨大な仕事にケリがつくのかわからないまま走り続けるということになります。
しかし、今日の勤務時間でこなせる仕事量が見えていれば、何時に現在の仕事が終わり、次の仕事に取りかかれるなどと、到着地点が把握できます。
時間管理術は、今の2倍、3倍の仕事をこなせる──という魔法ではありません。「時間は限られている」という厳然たる事実を認め、自分がこなせる仕事容量を客観的に見極め、現実に即してスケジュール管理をしていくツールです。
結果的に、精神的な余裕を保ちながら、安定的に成果を上げていけるようになるはずです。
取材・構成 麻生泰子
『THE21』2016年1月号
更新:11月22日 00:05