2015年08月19日 公開
2023年05月16日 更新
イメージしてみてください。
仕事(私事も含めてシゴトと呼びます)が、「車」となって高速道路を流れていく姿を。
道路は何車線かあり、あなたは道路管理者です。車(シゴト)をスムーズに流すべく頑張っています。
各々のシゴトには〆切(目的地)がありますが、万一完了しなければ、リスケ(ジュール)となり、車の目的地は何十キロか先になってしまいます。
後方が過去で前方が未来です。
先に目をやると、なにやら渋滞が発生中。たぶんあそこは、来月末付近です。期末でもあるのでシゴトの〆切が集中して、いつもああなっています。
渋滞になると、流れは滞って道路は本来の能力を発揮できなくなります。
車がぎっしり詰まっているから、それなりに流量はあると感じるかもしれませんが、大間違い。速度が10分の1になっても車間隔まで10分の1にはならないので、流れる量は半分ほどになってしまいます。
シゴトも、同じ。
渋滞したらいきなり失速・墜落します。
だから、そもそも渋滞を起こさないようにすること。そのための方策(整流術)が必要です。
そんな、シゴトを渋滞させないための方策を、ステップとしてみれば次の4つになります。
(1)分ける――――高速道路に乗せるべき車と、そうでない車を分ける。こだわるものと、こだわらないものを分ける。
(2)減らす――――そもそも車(シゴト)自体を減らす。
(3)早めにやる――渋滞に巻き込まれないように、早めにスタートする。
(4)習慣にする――これらを習慣化して自動的に行う。
この4つで、シゴト(仕事や私事)の流れを整えて、人生の渋滞から抜け出しましょう。焦るばかりで前に進まない状態から逃れましょう。
このWEB記事では4ステップの概要を紹介します。
まずはそれらを一読して、興味が湧いたステップがあれば、そこからひとつひとつ、実践・訓練へ!
4ステップの中で、どれがやりやすくてどれが大変でしょうか。
一番面白いのは(1)「分ける」ことです。
これは割り切ること、でもあります。例えば、ヒトは多くの時間を「悩む」ことで過ごしています。これを「価値を生む悩み」と「生まない悩み」に分けること。そういう客観的割り切りが大きな整理につながるのです。
おそらく一番大変なのは(2)「減らす」ことです。
対処すべきシゴトそのものを、減らせるならばそれが一番。まさに整理術の王道です。ゆえに近道はないのですが、なんとかできれば効果は抜群でしょう。
実際に、一番効果があるのは(3)「早めにやる」ことです。
早めに手をつけることで、仕事は驚くほど楽になります。なぜなら、その仕事をやる気になったときだけ取り組めばよくなるから。これほど生産性の高い状態はないでしょう。効果抜群です。
(4)「習慣にする」は、その名の通り一番地道。
目的意識とやる気を保ったまま、続けられるかが勝負ですが、問題はあなた自身の「勉強好き」でいろいろ手を出す体質かもしれません。割り切って、ひとつのことを続ける決意と行動力を持ちましょう。
さてここからが各ステップの概要です。
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更新:11月22日 00:05