2015年07月27日 公開
2023年02月02日 更新
評価に直結しているとはいえ、ビジネスツールであるスーツやシャツの正しい装い方を理解しているビジネスマンは少ない。そこで本新連載では、必須ルールをご紹介。自分の魅せ方を学んでいく。
シャツ、それはビジネスマンが毎日当たり前のように着用するもの。その選び方や装い方に、あなたの仕事に対する姿勢や能力が現れているのをご存知でしょうか。象徴的なのは、自分を客観視する能力です。というのも、シャツは最も身体に近く触れるため、シルエットを表わしやすく、適切なサイズを選ぶには、自分の体型を客観的に把握する能力が欠かせないのです。
それを裏付けるかのように、私がニューヨークで出会ったビジネスマンは次のように語っていました。"Because I can be better" 「なぜなら、(このシャツを着ると)自分がもっと良くなれるから」。ただのおしゃれでも、仕事で仕方なく着ているのでもありません。自分をより良く見せるツールとしてシャツを理解し、活用する人の言葉でした。こうした装いが、世界共通の非言語コミュニケーションツールとして高く評価されます。
しかし、ニューヨーク的なNG例も。体を鍛えて自分をメンテナンスする嗜みを持つニューヨーカーには、自分の体を誇示すべく、ピチピチなシャツを着用する方もいらっしゃいます。
一方、日本のビジネスマンはニューヨークと正反対で、大きいシャツを選びがち。動きやすさ、着ていて疲れないことを重視しているようです。より大きいサイズを選んだり、息苦しいからと一番上のボタンを留めず、ネクタイを締め上げてごまかす方を多く目にします。
これでは有能な方も、「残念な人」にしか見えません。ビジネスに必要なのはオシャレではなく、仕事を任せられる「きちんと感」。では、シャツを選ぶ最低限のルールを以下、ご紹介します。
まずは、上の正しい装いのチェックポイントを細かく見ていきましょう。
襟は、後ろから見たときに、ジャケットからシャツが1.5㎝ほど出ている状態がベスト
胴まわりに生地がたまっていない
袖は、スーツのジャケットを着た際、袖口から1.5㎝ほど出ている状態がベスト
袖口、襟回りは黄ばんでいる、もしくは擦り切れているのはNG
更新:11月21日 00:05