仕事の進め方にも、余裕を生み出す秘訣があります。
例えば、朝と夕方の使い分け。夕方は集中力が落ちると話しましたが、良い面もあります。脳が疲れて「理論のタガ」がゆるみ、「面白いこと」に意識が向きやすくなるのです。
ですから、アイデア会議をするなら夕方が向いています。これを知っていると、定時まで無駄なく、有意義に時間を使えますね。
一つひとつのタスクの進行を早めるコツもあります。資料作成の際は、完璧なものを一章ずつ書いていくのではなく、ごく粗いものを通しで書き、それを何周もしながらブラッシュアップするのがお勧めです。
この方法を取れば、たとえ期限日に完璧に達していなくとも、80点程度の完成品を提出できます。
「希釈グセ」にも、お勧めの予防策があります。それは、自分で期限を設けることです。仕事のスケジュールを立てるときは、「先に」遊びの予定を入れましょう。夜に「映画」「友人との食事」「ジム」などの予定を入れておけば、それまでに仕事を済ませようとする推進力が働き、スピードが倍増します。
これを「デッドラインラッシュ」、別名「けつかっちん仕事術」と言います(笑)。
以上の知恵で、ぜひ好循環の波に乗ってください。皆さんが時間の余裕と、高いパフォーマンスと、心身の健康を取り戻せるよう、応援しています。
更新:12月02日 00:05