2022年10月27日 公開
2023年01月19日 更新
Q. 絵文字や顔文字、(笑)の使用はどう思う?
A:他の人の使い方に、特に何か思ったことはありません。自分も職場のチャットアプリでは備えつけのリアクションスタンプや絵文字を使っています。
D:いただくメールで語尾に(笑)がついていると、一気に親しみが湧くので私は好きですね。
B:私は以前から(^^)の顔文字を多用しています。「。」ほど素っ気ないわけでもなく、かと言って(笑)をつけるほどのテンションではないときにちょうどいいと思って。
C:私の周りで(^^)を使っているのはBさんだけです(笑)。
A:初めてやりとりする社外の方で、顔文字も入った砕けたメールをくださっていた方が、実際にお会いするとかっちりした雰囲気で、とまどってしまったことはあります。
B:それもある! 逆に、すごく優しい方なのに、メールは素っ気なく感じて、「何かご機嫌を損ねてしまったのかも......」と不安になることもあります。
C:テキストと対面でキャラが一貫していると安心するよね。
D:たしかに、対面でやわらかい雰囲気の方なら、絵文字満載のおじさん構文でも違和感はないかも。普段硬い雰囲気の方がメールだけ絵文字や顔文字で弾けていたら、違和感がありますね。
Q. 「私たち、こんなことで困っています」ということは?
C:年上の方からの砕けたメールに、どんなふうに返すべきなのか、迷うことはあります。同等の砕け方をするわけにもいかないけれど、あまり硬く返すのもかえって失礼な気がして。
人によっては「!」や「~」「......」も砕けすぎて失礼だと感じることがあるみたいで、気軽には使えないですよね。
C:結局、相手の様子を見ながら、先方が使っている記号までは許されるかな、と探り探りやっています。
D:解釈に困っているのが、文末の「、、」や「。。」。あれ、どういうニュアンスなんだろう。
A:何か含みがあるのはわかるんだけど、「......」より「、、」「。。」のほうが、何となく深刻なニュアンスを感じています。
あとは、メールでも何でも「Z世代ってこうなんでしょう」「若いもんね」と言われると、壁をつくられたようで寂しく感じることはあります。
B:Z世代だからと、何だか怖がられているように感じることはたしかにあるかも。「電話嫌いなんでしょう」と思われている節もあるようですが、かかってくる分には全然抵抗ありません。自分からかけるのは緊張するけど、電話が嫌いってことはないよね。
A:うんうん。私たちのほうでも、先輩方のやり方に適応していくことが多いので、「おじさん構文」もそうですが、架空のZ世代像におびえないで、フラットに接していただけるほうが嬉しいです。
(『THE21』2022年11月号特集「生産性2倍の『文章術』」より)
更新:11月23日 00:05