2021年11月18日 公開
2023年02月21日 更新
条件をオーナーが受け入れ、私は今年5月に採用されました。
私の人生にはいくつもの転機がありましたが、中でも直近かつ最大のものが、この、62歳での日本法人社長就任です。
7月1日には「LOF HOTEL Shimbashi」が開業。今後、神田と秋葉原にも開業予定です。
経営者として私がやりたいことは明確です。
1つは、多様性の実現。このホテルでは、性別も年齢も学歴もライフスタイルも様々な社員が働いています。例えば、私がスカウトした20代の女性二人は、フィリピン人と日本人の両親を持ち、お弁当工場で働いていました。
日本語がつたないので日本企業は採用しませんが、英語はできるし、パソコンにも強い。専業主婦歴10年以上の女性も働いていますし、シングルマザーも積極採用しています。
もう1つは、環境への配慮。客室には、ペットボトルも、使い捨てのアメニティも置きません。プラスチックゴミが出るからです。
私は「多様性」や「脱プラ」をきれいごとで掲げているのではなく、真剣に実行しています。だから皆さんが「シングルマザーを応援したい」「脱プラを推進したい」と思うなら、このホテルを選んでほしい。それがアクションを起こすということです。
私は「陰ながら応援する」という言葉が嫌い。それって結局、何もやっていないでしょう?
人生も同じです。「将来や老後が不安だ」とモヤモヤ悩んでいる人は、何もアクションを起こしていない。50代や60代は、子供が独立して、身軽になれる世代です。私に言わせれば、「冒険の世代」ですよ。
過去の実績やプライドを守るのではなく、私のように常に攻めの姿勢でいれば、何歳になっても自分の可能性が開けるはずです。
更新:11月25日 00:05