2021年02月19日 公開
2023年02月21日 更新
皮肉なもので、「大きなことをしないといけない」と一発逆転を狙えば狙うほど、思考も行動も硬直化していきました。ちょっとしたアイデアを思いついても、「こんなことでは逆転できないからやっても無駄」とあきらめてしまったり、「いまさらこんな些細なことをしたくらいで、他の人に追いつけるわけがない」と、言い訳をして行動しませんでした。
実際は、そうした状態から抜け出すために、そんなに大きなことをする必要はなかったのです。
「今はやっていないけれど、自分にとって大事なこと」を仮に決めて行動してみる。仮決めした行動が、しっくりくればそれを毎日繰り返していけばいいし、しっくりこないのであれば、別の行動をまた仮決めして行動する――それだけで、不安から抜け出して、変わることができたのです。
変化の時代に、自分が本当にやりたいことにたどり着くには、正解や近道、抜け道、一発大逆転を狙わないほうがいいです。当たればいいのですが、当てが外れるとゴールにたどり着けないからです。
それよりも、自分がやりたい方向に近づく小さな行動を仮決めして、仮に動いてみる。動いたことで得た反応、反響といった情報をもとに軌道修正していくことが、実は最短の方法なのです。
更新:11月24日 00:05