2021年01月11日 公開
2023年02月21日 更新
ですから、そうならないための工夫をする必要があります。
コールド・メールの開封率を上げるためには、まず、件名がポイントになります。
例えば「××のご案内(株式会社**・担当者名)」といったように、シンプルでわかりやすい件名にするのが原則です。
次のポイントは、メールを開いたときに目にする本文。せっかく開封してくれても、だらだらと要領を得ない文章が書き連ねてあると、読み手は一瞬で興味を失います。伝えたいことを簡潔に記しましょう。
私がお勧めしているのは、冒頭で端的に自己紹介や挨拶をしたうえで、次の三つを盛り込む構成です。
(1)サービスや商品の概要・実績の紹介
(2)メリット(独自機能や他社との違いなど)
(3)アポイントのお願い
さらに、最後に「ご返信をお待ちしています」「お手すきのお時間をご教示いただけましたら、お電話させていただきます」というように、先方のアクションを促すメッセージを書くといいでしょう。
(1)(2)はクドクドと長い説明になりがちですが、ポイントのみを明記するのに留めましょう。対面営業でも、いきなりまくし立てることはしないのと同じです。コールド・メールは、あくまで相手の温度感を探るためのものであると心得てください。
相手によって文面を変えるのも効果的ですが、1件ずつ変えるのは労力がかかりすぎるので、現実的ではありません。
そこで、業界別、役職別というようにグループ分けをして変えたり、確度の高いリードに対しては特別なメッセージも書いたりと、かける労力に強弱をつけるのがいいでしょう。
以前に問い合わせをしてくれた人など、インバウンド型(顧客からのアプローチ)のリードに対しては、ある程度の興味・関心を持っているということですから、新商品や他社事例などの情報も盛り込む。
一方、アウトバウンド型(企業側からのアプローチ)のリードの場合、とにかく興味を持ってもらう必要があるので、無料セミナーの情報などを掲載する、といった工夫もして、開封率アップを目指しましょう。
更新:11月22日 00:05