2019年04月12日 公開
ただでさえ細い罫線の間に、等間隔で打たれたドット。罫線、ドット双方、色は繊細なシルバーグレー。こんなにもこだわったノートが、日常使いのものとして当たり前のように売られている。
このことに感動し、使い道も決めないままレジへ持っていってしまいました。
これほど細部まで作り込むことは、日本の文房具メーカーでなければ成し得ないと思います。
「理系」と名付けられていることから、メインユーザーは学生さんを想定しているのでしょう。
社会人になって随分長い上、技術系の職種でもない自分が活用できだろうか? 戸惑いながら使い始めて1年ほどになりますが、すっかりお気に入りとなりました。
まず、癖字が少し克服できます。
私が文字を書くと右上がりになりがちですが、縦横等間隔で並んだドットを意識しながら書くと、それほど乱れません。
また、箇条書きする際に文頭の位置を揃えることもできます。文頭を揃えると、パッと見ただけでも「そうだ、このエリアに書いた項目はそれぞれ関連しているんだった」と思い出せて便利です。
最後に、資料を一から作る際にレイアウトを考える時にも活躍します。簡単な図が描きたくなった時、やはりドットを目安に線を引いていくと、歪みが少なく精度も高い出来上がりになるからです。
最終的にはExcelやWordで清書しますが、下書きがしっかりできていれば清書も捗るので、生産性向上にも一役買っています。
字と図が整っていると、後から見返すのも楽しくなりますよね。
メモしたことは何度も見返して、記憶に定着させる……新入社員時代はひたすらこの繰り返しでしたが、たまにきちんと記録できていないページもあって慌てたなあ。春という季節もあいまって、そんなことを思い出しました。
勿論、今でも勉強の毎日ですよ(笑)。
働き方改革も本格的に始まった今、仕事とプライベートにメリハリをつけていくことが求められます。スマートに記録して、確実に記憶する。これはとても大切です。世の流れともピッタリ合った高機能のノートとともに、充実した毎日を過ごして参りましょう!
《写真提供:コクヨ〔株〕》
更新:11月22日 00:05