2018年12月29日 公開
2023年03月10日 更新
顧客との価格交渉、日々の顧客訪問の件数、新規開拓のためのテレアポ等で「このくらいでいいや」と自分に甘い基準を設けてしまうと、そこから先の成長は止まってしまう。
しかし、「もう1回だけ粘ってみよう」「もう1件だけチャレンジしてみよう」と自分を奮い立たせるには動機や理由が必要になる。
そこで、今回は自分をモチベーションアップさせる方法について共有したい。
私達人間のモチベーションというのは、バイオリズムのように上がったり、下がったりするのが健康な状態なのだそうだ。
会社も上司も自分でさえも「上がりっぱなしの状態」を期待するかもしれないが、それは躁うつ病の躁状態を継続させるような状態なので、むしろ「疾病と紙一重」になってしまうようだ。
心の状態を健全にしておくためには、適度なバイオリズムを刻むことが不可欠ということになる。
なので、この特性を営業という仕事に活かすには、モチベーションが上がっている状態をいかに長引かせるか、逆に落ちてしまったモチベーションをいかに短期間で底を打たせ、再浮上させるかという工夫が生理的に正しい行動というわけだ。
これをセルフ・モチベーション・コントロールという。
今回は、そのエネルギー源であるモチベーションリソースをポジティブエネルギーとネガティブエネルギーとに分けて解説したい。
まず、ポジティブエネルギーだが、私達が「頑張ろう」「ベストを尽くそう」と思った時、私達の中はポジティブエネルギーに満たされた状態になるわけだが、どういう理由か、何がきっかけになったのかは人によって少々異なる。
例えば、
・「20代でトップセールスになりたいので、前倒しで経験をつみたいから」
・「このチームが1位になることに貢献したいから」
・「お客様にも、会社にも評価されたいから」
・「達成感を味わいたいから」
・「将来は独立したいので、生きていくスキルとして最強の営業スキルを身につけたいから」
といった感じだが、リアルであればあるほど効果は高い。
できれば、長期的にモチベーションを維持させるモチベーションリソースと、ここ一発の勝負どころで発揮する瞬発力的なモチベーションリソースを区別して、その双方を持っていたい。
更新:11月24日 00:05