2016年02月23日 公開
2023年05月16日 更新
片づけても片づけてもすぐに机が汚くなる「片づけメタボなビジネスマン」は、いつか重要な書類を失くしそう。そうならないためにはどうすればいいのだろうか。整理術および整理グッズに精通したステーショナリーディレクターの土橋正氏と、収納コーディネーターとして活躍するすはらひろこ氏に、仕事のしやすいデスク作りのコツをうかがった。
文具専門家として活躍する土橋正氏だが、意外なことにデスクに置くのは最小限のモノだけに厳選しているという。
「机は〝考える〟場であって、〝モノを置く〟場ではないからです。人間の脳は、無意識に、目に入った情報を処理し、意図せず思考を中断しがちです。集中するためには、今行なっている仕事以外のモノは、目の届かないところに置きます。つまり、視界には今の仕事だけという状態です」
そのためには電子化なども活用して、「捨てる」作業を定期的に行なっているという。
すはら氏の理想のデスクとは?
一方、収納グッズを最大限活用して整理整頓されたデスクを実現しているのが、すはらひろこ氏だ。どのような基準でモノを配置すればいいのだろうか。
「モノを置く際に重要なのは『アクセスしやすい位置にモノを置く』ことです。使用頻度の高いグッズはすぐに手の届くところにあるか、利き手に対して手に取りやすい場所はどこか、など、自分のクセも考えたうえで配置していくのがベストです」
取材・構成 西澤まどか 写真撮影 永井浩
『THE21』2015年11月号
更新:11月25日 00:05