2015年12月04日 公開
2023年05月16日 更新
最後に、ぜひ守っていただきたいポイントが1つあります。それは、キーワードを書き出すときに時間制限を設けること。通常の8マスなら、1分以内に埋めてください。
紙に書いたフレームは、思考の空間的な制約です。空白のフレームが「埋めなくては」という心理的効果をもたらして思考を促すのです。加えて時間制限も設けることによって、さらに「アイデアを出さなくては」という圧力がかかります。ぜひキッチンタイマーを買って時間を測るようにしてください。もちろんスマホのタイマーでもいいのですが、キッチンタイマーを持つようにすると時間制限をより強く意識して、知的生産性がかなり上がると思いますよ。
「紙1枚」にまとめるこの方法の最終目的は、頭の中だけで紙1枚と同じ思考整理ができるようになること。つまり、「紙ゼロ枚」の境地です。そこに到達するために、まずはしっかりと紙と向き合ってください。
《取材・構成:川端隆人》
《『THE21』2015年11月号より》
更新:11月25日 00:05