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「紙1枚」で思考をスッキリ整理する技術

2015年12月04日 公開
2024年12月16日 更新

浅田すぐる(「1枚」ワークス(株)代表取締役)

キッチンタイマーで時間を測ろう!

 最後に、ぜひ守っていただきたいポイントが1つあります。それは、キーワードを書き出すときに時間制限を設けること。通常の8マスなら、1分以内に埋めてください。

 紙に書いたフレームは、思考の空間的な制約です。空白のフレームが「埋めなくては」という心理的効果をもたらして思考を促すのです。加えて時間制限も設けることによって、さらに「アイデアを出さなくては」という圧力がかかります。ぜひキッチンタイマーを買って時間を測るようにしてください。もちろんスマホのタイマーでもいいのですが、キッチンタイマーを持つようにすると時間制限をより強く意識して、知的生産性がかなり上がると思いますよ。

「紙1枚」にまとめるこの方法の最終目的は、頭の中だけで紙1枚と同じ思考整理ができるようになること。つまり、「紙ゼロ枚」の境地です。そこに到達するために、まずはしっかりと紙と向き合ってください。

 

STEP1
 紙1枚を横に置き、縦に2分割、横に4分割して、8つのフレームを作るのが基本形。
 ただし、状況やテーマ、紙の大きさに応じて、16個、32個……とフレームを増やしてもいい。自分が使いやすい形を見つけられれば、それがベスト。
 フレームが広すぎると埋めるのが大変に感じてしまうので、注意すること。

STEP2
 左上のフレームに、日付けとテーマを記入する。記入場所を決めておくことで、あとで見返したいときに探しやすくなる。

STEP3
 そのテーマについて、頭に思い浮かんだキーワードをフレームに書き込んでいく。時間制限を設けることがポイント。

STEP4
 書き出されたキーワードを見ながら、重要なものに○をつけたり、関連するものを矢印でつないだりして、思考をまとめる。

 

《取材・構成:川端隆人》
《『THE21』2015年11月号より》

プロフィール

浅田すぐる(あさだ・すぐる)

文筆家・学習・成長・キャリア支援家

1982年名古屋市出身。旭丘高校、立命館大学卒。カナダ・ブリ ティッシュコロンビア大学留学。 20代はトヨタ自動車の海外営業部門にて米国勤務、グロービス社長室にてWebPR等に従事。 
30歳を機に独立し、社会人のスキル・キャリア学習を支援。古巣のトヨタ、グロービスをはじめ、電通、資生堂、パナソニック等、登壇実績多数。海外でも中国・カンボジアで登壇。累計受講者数 1.5万人超。 
2015年『トヨタで学んだ「紙1枚!」にまとめる技術』で出版デビュー。ビジネス書ランキング月間1位、年間4位を獲得。その後も『頭のいい人の、学びを「20字」にまとめる技術』等ベストセラー多数。全13冊、著者累計61万部超、海外5カ国翻訳。 40歳を機に海外教育移住し、現在はマレーシア在住。音声メディアVoicyにて教育や子育て・キャリア上の学び・気づきを放送中。公式メールマガジンは読者数2万人超。10年以上にわたり 1500号以上配信を継続している。2025年からnoteブログも新たに開設。

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