
THE21編集部が、プロ野球のシーズン記録に関するトリビアを紹介します。
※NPB公式サイトより出典
投手タイトルから遠ざかっている球団は?
現在、NPBが定めている投手タイトルは「最優秀防御率、最多勝、最高勝率、最多奪三振、最多セーブ、最優秀中継ぎ」の6つ。
好投手を輩出していても、特定のタイトルにはとんと縁がないということも。そこで今回は、6つの投手タイトルから最も遠ざかっている球団(2026年時点)をピックアップした。
◆最優秀防御率:DeNA(21年不在)
05年、当時横浜の三浦大輔が防御率2.52で獲得したのが最後。23年には東克樹が防御率1.98と2点台を切る好成績を残したが、村上頌樹(阪神)の1.75に次ぐリーグ2位にとどまった。打者有利とされる横浜スタジアムをホームとしている影響もあるのかもしれない。
◆最多勝:ヤクルト(13年不在)
13年、ルーキーの小川泰弘が16勝を挙げ、最多勝と最高勝率、新人王を獲得。しかし、それ以降13年間、最多勝投手が出ていない。今季は山野太一が12勝でリーグ2位タイ。チームとしても久しぶりの2桁勝利投手となった。
◆最高勝率:ヤクルト・楽天(ともに13年不在)
最後の獲得者は、ともに13年。小川泰弘が16勝4敗で勝率.800、田中将大が24勝無敗で1.000を記録した。最高勝率の対象となるのは13勝以上の投手に限定されるため、獲得のハードルが高いとも言えるだろう。
30年超の空白、創設以来未獲得の球団も
◆最多奪三振:ロッテ(31年不在)
95年に伊良部秀輝が239奪三振で2度目のタイトルを獲得して以来、31年間、奪三振王が現れていない。23年には種市篤暉が157奪三振を記録したが、投手四冠で無双状態にあった山本由伸(オリックス)に12個及ばず、リーグ2位にとどまった。
◆最多セーブ:広島(現行制度で22年未獲得)
セーブ数だけで争う現行制度が始まった05年以降、広島から獲得者は出ていない。D.サファテや栗林良吏といった名クローザーは在籍していたが、栗林はリーグ2位、サファテは同3位が最高位となっている(サファテはソフトバンク移籍後にシーズンセーブ記録を更新した)。
◆最優秀中継ぎ:楽天(創設以来22年未獲得)
05年の球団創設以来、一度も最優秀中継ぎ投手を輩出していないのが楽天。17年にはF.ハーマンが36ホールドポイント(ホールド+救援勝利)でリーグ2位となったが、岩嵜翔(ソフトバンク)の46ホールドポイントに届かなかった。球団初の偉業を達成するのは果たして誰になるのか。