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今さら聞けない「楽天経済圏」が圧倒的なワケ

2021年10月01日 公開
2024年12月16日 更新

小林亮平(YouTubeチャンネル「BANK ACADEMY」管理人)

 

楽天ポイントのお得な使い方をマスターしよう

最後に、貯まった楽天ポイントのお得な使い方を紹介します。前提として、楽天ポイントには通常ポイントと期間限定ポイントの2種類があることを知っておきましょう。

まず通常ポイントは、楽天の各サービスを利用した際、利用額に応じて原則1%分が付与されるポイントです。たとえば楽天カードの利用額に対して1%還元されるポイントは通常ポイントです。

通常ポイントの使い道は色々とありますが、ひとまずは楽天カードの利用額に充てることを覚えておくといいでしょう。パソコンやスマホから楽天e-NAVI(楽天カード会員専用のオンラインサービス)にアクセスして、ポイント払いの手続きが簡単にできます。

仮に1カ月の楽天カードの利用額が10万円だったとして、通常ポイントで1万ポイント支払えば、残りの9万円が楽天カードの請求額になります。この使い方にはメリットがあって、楽天カードの利用額に通常ポイントを充てても、楽天カードでもらえる1%の還元は変わりません。

さきほどの例だと、1万ポイントを支払っても還元されるポイントは変わらず、楽天カードの利用額10万円に対して1%還元で、1000ポイントがもらえるのでお得です。

※楽天e-NAVIにおけるポイント支払いの受付期間は、毎月12日(請求確定金額反映後)~最長24日まで。通常ポイントのみ利用可能で、1カ月に利用できる回数は最大5回まで。1回もしくは1カ月に利用できるポイント数は会員ランクによって異なる

次に期間限定ポイントは、その名の通り、使える期限が決まっていて、基本は付与された月の翌月末日までです。5と0のつく日やSPU、お買い物マラソンなど、楽天市場でのキャンペーンなどでもらえて、たとえば1月15日頃にポイント付与されたら、2月28日が期限のイメージとなります。

この期間限定ポイントは使い道がやや制限されていて、先ほどの楽天カードの利用額などに充てることはできません。そこで、期間限定ポイントは、まず楽天ポイントカードや楽天ペイでのポイント払いに使い、コンビニや飲食店などの対象店舗で使用するのがいいでしょう。

通常ポイントと期間限定ポイントを保有している場合は、期間限定ポイントから優先して消費されますし、ポイント払いでももともとの支払額に対して0.5~1%程度の還元があるのでお得です。

また、CMでも話題の楽天モバイルや、電気・都市ガスサービスの楽天でんき・楽天ガスの支払いにも充てることができます。このように、楽天ポイントはただ貯めやすいだけではなく、使い道も豊富にあるのがまた好評を得ています。

――いかがだったでしょうか。日常の生活で楽天ポイントをどんどん貯めて、貯まったポイントをお得に使っていくことで、楽天経済圏を使い倒していきましょう。

 

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