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私産を増やすゴールデンルールは「514(ゴイシ)」にあり?

2019年10月09日 公開
2023年02月24日 更新

鈴木隆史(日本私産運用協会代表理事)

一度やってみれば「無駄遣い」に気づくはず

具体的な手段としては、給料の受取日に給料の20%を口座振替して別口座に移動するなどの方法です。あくまでも自分の手で引き出して移動ではなく、『自動化する』ことがポイントになります。

「あれ? そうすると、今の手取りの80%で生活をするのですか?」という質問を受けたことがあります。答えは「はい、まさにその通りです」になります。

初めてこのことを聞いたときに、正直のところ私は難しいのではと感じました。

ただ、今のままお金が貯まらずに、毎年振り返っては、何も変わらない自分を思いきって変えてみるために、私は意を決し20%を分ける設定をしました。

実践してみるとわかるのですが、チャレンジから3ヶ月程経過したあたりから、80%で生活することが苦にならなくなりました。今までの生活では不要なもの、見栄で使っているお金があるのだということがよくわかりました。

 

新たな収入源を作る

ただ、どうしても80%では生活できないという方もいると思います。

また、20%では資産形成に当てられる資金が小さすぎるという方もいると思います。

現状は問題なくても、今後も20%を維持できなくなる可能性もあるでしょう。

本当に安心できる資産形成を目指すためには、新しい収入源を作ることをオススメします。

以下の図は世帯年収の推移です。


平成27年度 国民生活基礎調査結果より

平均年収はここ20年で660万だったのが約18%減少して540万円と、徐々に減少していることがわかります。(※一人あたりの平均年収も同様に減少傾向です。)

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「給与は減っていない」という人も要注意 >

著者紹介

鈴木隆史(すずき・たかし)

日本私産運用協会代表理事

明治大学商学部卒業。食品(飲料メーカー)の営業と開発、青果物商社の営業マネージャーを経て、現在はファイナンシャルコンサルティング企業で活躍する。
20代後半にビジネスにチャレンジするも失敗。クレジットカード7枚のリボルビング払いまで手を出し、一時は借金返済のためにトリプルワークを経験。自身がお金に関して何も知らなかったので、これから私産について勉強していく方々に分かりやすく伝えたいという想いが強い。子供向けファイナンシャル教育の底上げのためにも、まずは大人から基礎を学ぶ必要があると考えている。
日本私産運用協会の理念に共感し、2013年に協会認定講師資格である私産運用プランナーに合格。以降、協会の講師とし公演活動を行う。ファイナンシャルプランナーの有資格者でもある。協会の理念を深く理解し、分かりやすく正確に伝えるその姿勢は、協会を代表する私産運用プランナーとして称賛を得ている。
2015年より日本私産運用協会の代表理事に就任。また同年にファイナンシャルカンパニー日本法人の代表に就任。日本私産運用協会(http://j-pama.org/)

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