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最新のカーナビを伴って快適かつ「安全・安心」なドライブを!

2018年10月15日 公開
2021年08月16日 更新

高山正寛(自動車ジャーナリスト)

逆走も検知! 安全・安心サポート

また、ストラーダのカーナビが一貫して提案してきたのがドライブにおける「安全・安心」である。これまでも一時停止や速度超過などのうっかり運転を防止する「安心運転サポート」を搭載してきたが、新型では「安全・安心運転サポート」にレベルアップしている。具体的には生活道路区内での車両の最高速度を時速30kmに制限する「ゾーン30」エリアを地図上に表示し、安全な低速運転を喚起する。エリア内で速度を超過すれば音声と地図上にアイコンで表示し、歩行者やドライバーの安全をサポートする。

さらに昨今深刻な問題となっている「逆走」に関しても、従来モデルの機能をさらに強化、高速道路のSA/PAからの発進時には注意喚起を行ない、実際の逆走を検知した場合は音声と地図上のアイコンで警告する。

この他にもストラーダにはルートやガイダンス、地図や渋滞情報を表示する「VICS―WIDE」などをカスタマイズすることができる「ストラーダチューン」と呼ばれる機能を搭載。まさに自分だけの「マイ・ストラーダ」を作り上げることができるのである。

画面スクロールなどの操作のスムーズ感もより向上。新型はまるで画面が指に吸い付いたような滑らかな動きを実現している。またカーナビの基本中の基本である自車位置の測位精度に関しても、インターチェンジやジャンクションなどの高低差のある道路の標高情報を地図に収録することで精度を向上、そして準天頂衛星「みちびき」の24時間対応(2018年11月1日開始予定)によりビル街や山間部などでも正確に自車位置を把握できるようになる。

多くのクルマとドライバーに対し大画面カーナビの世界を提供してきたストラーダ、新モデルを得て、さらになるステージに入ったと言っていいだろう。

 

「安全・安心運転サポート」の3つの特徴

①「逆走検知警告」で危険防止!



高速道路での逆走をダブルで知らせる最新機能を搭載。高速道路の合流部で逆走を始めた場合に、アイコンと音声で警告。また、パーキングエリア等での休憩後の発車時にも「逆走注意アラーム」で注意が出る。

②「ゾーン30」で生活道路をお知らせ



ゾーン30とは、生活道路の安全を確保するため、自動車の走行速度が時速30kmに制限された区域。このエリアを色分けで表示し、エリアに進入したときにポップアップでお知らせし、速度超過時には音声とポップアップで警告する。

③「信号情報活用運転支援システム」で円滑な通行をサポート

ETC車載器は、昨今はより高機能な「ETC2.0」へシフトが進んでいる。対応カーナビとの接続によりITSスポットからの急カーブや滑りやすい路面などの情報を事前に画面上に注意喚起したり、最大1000kmにわたる道路交通情報から渋滞回避支援を行なうなど、料金収受だけでない多彩な機能が特徴だ。
今回パナソニックが発売したETC車載器のうち、最上位となる「CY-ET2500VD」では、一般道上にある高度化光ビーコンの情報を活用した「信号情報活用運転支援システム」が利用できるようになった。具体的には直近の信号情報を活用し、直近の信号が赤で停車する必要がある際はアクセルオフを促したり、赤信号による停車時に、青に変わるまでの残り時間を提示。原則や発信遅れの支援をナビ画面状にてできるようにしているのだ。
またドライブレコーダーに関しても、最新の「CA-DR02SD」は超高感度撮影や長時間車を離れても安心な駐車録画モードなどを採用。こちらもナビ連動型なので、録画した映像を大画面ですぐに確認できる。

 

《『THE21』2018年11月号より》

 

著者紹介

高山正寛(たかやま・せいかん)

自動車ジャーナリスト

1959年生まれ。自動車専門誌で20年以上にわたり新車記事を担当しフリーランスへ。途中5年間エンターテインメント業界でゲーム関連のビジネスにも関わる。ITS EVANGELIST(カーナビ伝道師)として昨今の先進安全技術から携帯電話/PC/家電までデジタルガジェットに精通、そして自動車評論家としての顔も持つ。リクルート出身ということもあり、自動車をマーケティングや組織、人材面などから捉えるなど独自の取材スタンスを取り続けている。AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。2018-2019日本カーオブザイヤー選考委員も務める。

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