2018年05月24日 公開
2023年03月16日 更新
「今さら新しいことなんて」と考える人も多いはずだ。そんな人にお勧めしたいのが、「自分の履歴書を書いてみる」こと。すると、自分が得意なこと、自分が本当に何をやりたいかといったことが見えてくるはずだ。
もう一つ重要なのが「社外の人脈を意識して増やす」ことだ。とくに「困ったときにすぐにアドバイスしてもらえる人がどれだけいるか」が重要だ。
また、「趣味を再開する」こともお勧めしておきたい。定年後にいきなり新しい趣味を始めるのは難しい。この年代からスタートしておけば、仲間もでき充実した定年後を送れる。
だが、それだけではない。現代は「好きを仕事にできる」という時代。「クラウドワークス」や「ランサーズ」などのクラウドソーシングサイトや、「メルカリ」などのフリマサイトを活用すれば、趣味を副業化してお金を稼ぐこともできる。趣味が「もう一人の自分」となり得るのだ。
今の40代にはもう一つの「危機」がある。それがITやAIの発達により、「今の仕事がなくなる」という問題だ。
結論から言えば、人の仕事がすべてなくなることはない。だが、ある仕事が突然なくなることは十分にあり得る。
そこで大事なのが「得意技をもう一つ増やす」こと。40代ともなれば、今までの経験で培われた「得意なこと」が一つはあるだろう。だが、たった一つのスキルでは、丸ごとAIに取って代わられる可能性がある。複数あればそう簡単に代替できず、かつ、自分の希少性も高まる。ベストセラー『ライフ・シフト』の著者、リンダ・グラットン氏はそんな人材を「連続スペシャリスト」と呼んでいる。
もう一つ大事なのが、「仕事を作れる人になる」ことだ。誰かに、指示されたとおりに書類を作る仕事は、AIに代替される時代が来るかもしれない。だが、「何のためにどんな書類を作るか」を指示する人は決して代替され得ない。
そのためには、「自分の役割を俯瞰的に意識する」ことも重要になってくる。会社全体、世の中全体を俯瞰し、自分がどういうことを求められているかを知ることが、最短で最高のアウトプットを出すための方法だからだ。
更新:12月10日 00:05