2016年06月12日 公開
2023年05月16日 更新
こうして仕事が回り始めれば、「マネー」の管理も必要になってきます。クラウド型の会計ソフトなどを活用して、収支を入力し、利益を確認しましょう。
加えて大切なのはマインド面です。しばしばお金儲けを悪いことのように感じる人がいますが、そのブロックは外すこと。心理ブロックがあると、商品の値段や報酬についてきちんと伝えられず、ついつい割り引いたり、サービス過剰になったりしがちです。
こうしたマインドに基いて、良い「習慣」を持つことも大事です。成功する行動習慣として、私は「ビビサク」と「さわズー」の精神を推奨しています。
ビビサクとは、ビビッと感じたら、サクッと行動すること。「これは面白そう」という直感が働いたら、すぐ実践しましょう。先延ばしすると、チャンスも逃げてしまいます。
さわズーとは、さわやかな図々しさ。「買ってください」「お友達に紹介してください」といった頼み事を、ためらわずに笑顔でさわやかに言うことです。
ビビサクとさわズーは、「チーム&コミュニティ」、つまり人を巻き込むときにも必要・不可欠です。
私は「ひとりビジネス」を提唱していますが、決して“1人ぼっち”でやることを推奨しているわけではありません。アドバイスをくれる人、アイデアをくれる人、技術を提供してくれる人、お手伝いしてくれる人などと積極的につながりましょう。
なお、このチームは会社組織のようにガチガチに固定されたものではありません。プロジェクトごとに、手を組んだり離れたりできる緩やかで自由な関係の中で、仕事のクオリティを磨き上げていくことができます。
そして最後の要素として、とても大事なものが「ミッション&ヴィジョン」。この「ひとりビジネス」の目的は何か、どんなことを実現したいか、ゴールイメージを明文化しましょう。こうして志を明らかにすることで、迷わずブレずに、「ひとりビジネス」を推進していけます。
≪取材・構成:林 加愛≫
≪『THE21』2016年6月号より≫
更新:11月22日 00:05